私が養豚業に携わるようになって、早いものでもう30年以上がたちました。
その当初から現在に至るまで、私が仕事に対する想いとしてずっと変わらずに抱き続けているのは、「美味しい豚肉をつくりたい」ということです。
そのための方法として、私はまずSPF豚の導入を考えました。さらに、エサにも気を使うことで、肉の質がより良い方向になるように努めたのです。
こうした私なりの方法は、生産効率としてはむしろ悪く、コストの面でも決して良い面はありませんでしたが、さまざまな方法を試すことで、それがやがて「美味しい豚肉」となって自分に返ってくると思ったのです。
そして現在、私たちが生産した豚肉は多くの方から高い評価を受けるまでになりました。今は「これまで長い間かけてやってきた努力がようやく実ったのかな」と感じています。
そんな我々の努力の結晶であるまる豚を食していただき、「豚肉って、こんなに美味しかったんだ!」と感じていただければ幸いです。